今までで一番面白かった小説
家の近くに図書館があるということもあり、大坂に来てさらに本を読むようになった。
基本的に小説しかよまなかったが、最近はビジネスしょなども嗜む。
そして小説もお気に入りの作者ばっかり読むわけでもなく、タイトルと表紙を見て気に入ったら読む。
夢を売る男もタイトルと表紙で気に入った。 沢山の積まれた本の上に貘がいる。 なぜ夢喰いのばくが表紙にいるのにタイトルは夢を売る男なのか。読めばわかるのか
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/04/03
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (7件) を見る
早速借りて読み進める
めちゃくちゃ面白い!
こんなワクワクしてニヤニヤして読める小説早々ない!
内容は自費出版会社に勤める主人公牛河原さんが編集長で、勘違いやろうが持ってくる原稿を会社と作者が折半(折半じゃないけど)で金を出しあって世に出そうぜって話
ただその金額がばかでかくて、何百マンとかするのに、作者は金持ちを夢見て、世に出るのを夢見て、お金を出す。
でほんとはそんな大金必要なく、書籍化できるけど、会社が儲けるために破格の金額を設定する。
皆払うけど、これは牛河原さんが有能で、言葉巧みに!そして演技も交えて言いくるめる!
その方法がとても感心してしまう。 普通にビジネス書として技術も盗めるかも(笑)
一章の最初も何人か書籍化したいって人が来るけど、その人たちに優しく情熱的に言いくるめるけど、これ一章の最後で種を明かすように、牛河原さんのクズっぽい1面が見れたからめちゃくちゃ面白いんだよね
2章以降もおんなじように書籍化したいって人が現れるけど、一章の最初のようにいい人だなって思ってみれない(笑)
一見、客(小説家)をバカにしている感じの牛河原さんだけど、元々小説が好きだけど現実を見て失望したのかな? 一線引いてるところは引いてるしいい人ではあるのかな?
てゆーかこの本を小説家が書いてるのが衝撃的‼ しかも永遠のゼロが大ヒットしてる人がこれを書くことがすごい 小説家をカモとしてえがいてる小説家てどんな気持ちなんだろう。
小説で唯一考え方が変わって、ワクワクニヤニヤがサイゼリヤで読んでるのに止まらなかった。
是非皆さんも一読してみてください。